子どもの野球障害を減らすため、全軟連が7つのルール改定を提案!

こんばんわ、けんじんです。
先日、全日本軟式野球連盟の宗像豊巳専務理事が野球ひじ障害を減らすために、
さらなるルールの改定案を出されました。
昨年には学童野球の「70球」の球数制限を打ち出されましたが、今日はその7つのルール改定案について
書いてきます。
もくじ
1.試合回:6回制
現在の少年野球のイニングは7イニングです。
もしくは大会の場合は時間制で区切られています。
3年生以下の大会は1時間。
4年生以上の公式戦は90分が多いです。
時間制がある公式戦の場合は7イニングも消化できないパターンが多いですね。
2.試合数規制:年間80試合以内
皆さんの地域は年間何試合ぐらいやるのでしょうか?
小学校の学童チームは冬の間は対外試合禁止やダブルヘッダーをしてはいけないルールがあります。
しかし、私の少年野球チームはクラブチームなので冬の間も練習試合は可能です。
ただ、年間どれぐらい試合をしているかというと4年生以下のCチームで多い年でも65試合前後です。
土日がほとんど試合がメインになってくるAチームでも去年が78試合でした。
なので80試合でも多い水準になっているかと思われます。
3.投捕間距離の改正:16メートル→15メートル
高学年の距離は16メートルです。
4年生以下のCチームの距離は14メートルに設定されています。
5年生以下の大会の場合は15メートルに設定されている場合があります。
ピッチャーへの負担軽減やコントロール面でも1メートル短くなれば、かなり投げやすくなるはずです。
4.盗塁数規制:1試合3~5回、パスボールの進塁なし
試合の中で盗塁数の制限をしようというルールですね。
これは先日、Twitterでも議論されていましたが少年野球の場合は基本的には走者有利なので、
塁に出たら盗塁が簡単に決められてしまう問題があります。ピッチャーもバッターに集中できませんし、
純粋に野球を楽しめなくなってしまう可能性を減らすためにこういったルールはいいと思います。
5.ホームベースの拡大化:大人用と同じサイズ
ホームベースが小年野球と大人のホームベースのサイズが違うのを初めて知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般用のサイズ:ピッチャーに正対する辺の長さが43.2センチでそれに垂直な線が21.6センチ、そしてフェアーゾーンのラインに沿った線の長さが30.5センチとなっています。
少年野球用のサイズ:少年野球用のホームベースの大きさは、投手に正対する辺が38.1センチ、それに垂直な部分が19.0センチ、ラインに沿った部分が26.92センチとなっています。
なので、少年野球用の方が一回り小さくなっています。
ホームベースが大きい方がストライクゾーンが大きくなります。
大会:トーナメント制からリーグ制へ移行
これに関してもよく議論があがりますね。
一発勝負のトーナメントで勝利至上主義に走りすぎてしまうチームの場合は同じ選手の負担が多くなるので、
リーグ制でトータルの勝敗数で優勝チームを決めましょうという事ですね。
ただ、試合数が増えるのとリーグ制にした場合も勝利至上主義に走るチームの動きは変わらないと思いますので
根本的な部分を変えないといけないと思います。
カウント:ワンストライクから始める
これだと圧倒的に投手の球数は減りますね。
練習ではよく行ったりします。
ただ、バッターの空振り三振が二回しか振るチャンスがなくなってしまいますね。
子どもを守るためのルール作りも大事ですが、子どもに野球を楽しんでもらうためのルールとの
落としどころが難しいところかもしれません。
まとめ
以上が、全日本軟式野球連盟の理事が提案された7つのルール改定案です。
あなたはどう思われましたか?
現在、野球界は「野球人口の減少」「野球障害」「指導体制」等、課題が多いのが現状です。
大事なのは一人一人が他人事ではなく、自分事に考えて本気で変えていきたいという気持ちが少しでも
多くなることだと思います。
ただ、先輩への忖度や自分の子どもが在籍しているから揉めたくないという人も多くて、真っ向から意見を
言える人は少ないです。
それ以前にこういった現状を知らない人も多いので、まずはより多くの人に現状を知ってもらうことが大事だと
思います。
私自身も子どもファーストでより一層勉強して、その知識を子どもの為に使っていきます!
最後まで読んでいただき、有難うございました。