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少年野球においてバントをして相手守備を揺さぶる必要があるのか

2021/02/09
 
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kenjin
少年野球のコーチをしております。よろしくお願いいたします。

少年野球においてバントをして相手守備を揺さぶる必要があるのか

今日は個人的な思いも含めて少年野球のあるある問題を書いていきます。それは少年野球の試合において、勝つ為にバントをして相手守備に揺さぶりをかける必要があるのか問題です。もちろん野球のルールブックに『送りバント』というルールもありますし、作戦上ランナーを送るという意味での送りバントがあるのは当たり前ですし、確率の上でバントをさせた方が得点が入りやすい状況はあります。しかし、ノーアウトランナーなしで相手のエラー頼みのようなバントのサインをさせるチームが少年野球にはあります。バントの練習もろくにしていないのに選手のバッティングを完全に信用しておらず、毎回バントのサインを出す選手は決まっています。そして、上位選手や信用している選手だけ気持ちよく打たせて、その選手の前にランナーを貯める事しか考えていません。

選手は打つためにどれだけ自主練で素振りをしているか考えていない

僕は選手のバッティングを信用していないバントの作戦は大嫌いです。何故かというと、その理由の一つは選手は打つために日頃から練習しているからです。平日も自主練で一番選手がしている練習は素振りです。キャッチボールは一人ではできませんし、バッティングも複数人必要です。またスペースもある程度必要になってきます。ただ、素振りになると一人でもできますし、場所もあまり選びません。また指導者や親にも素振りをしましょうと言われることが多いはずです。だから選手は素振りを家でやっているんです!それは30回なのか、50回か100回なのかはわかりません。毎日はしていないかもしれません。ただ頑張って家で素振りをしています。家庭によっては親御さんに素振りを見てもらっているかもしれません。シャトルを投げてもらって打っている選手もいます。それ以上に親御さんにバッティングセンターに連れて行ってもらっている家庭もあるでしょう。そういったバックボーンもありますが、バントのサインを出されても選手はバントをするしかありません。

少年野球では野球を好きになってもらいたい

もう一つの理由は少年野球では野球を好きになってもらいたいんです。野球を楽しんでほしい。その一つはヒットを打つという事ではないでしょうか。守備機会はポジションによって打球が来るポジションとこないポジションがあるので、ボールが捕れたというのも一つの楽しさにはなります。ただ、打順は絶対に回ってくるのでモチベーションを持ちやすいのが特徴です。なので少年野球の選手の目標で多いのが「ホームランを打ちたい」「ヒットを打ちたい」といった目標が多いです。ましては年末の個人成績でヒットの数やホームランの数を数えているチームも多いでしょう。いつも打たせてもらっている選手とバントのサインしか出ない選手では打席が平等ではありません。スポーツの世界は平等ではないというのが常識かもしれませんが、子どもには平等にチャンスを与えてほしい。

グラウンドによっては外野がフリーの場所があり、ランニングホームランがでやすい

少年野球のグラウンドでは外野はコーンで仕切られている場合が多くて、そのコーンのラインをボールが超えるとエンタイトルツーベースになります。しかし、時々そのままの球場の外野を適用していて外野がだだっぴろいグラウンドがあります。その場合は外野を抜けた場合はランニングホームランになる可能性が非常に高くなります。選手は外野がフリーの球場では打撃のモチベーションがぐんとあがり、ランニングホームランを狙いがちになります。ホームランというのは少年野球の選手の一つの夢であり、目標でもあります。親御さんとホームランを約束している選手も実際にいたりします。仮にランニングホームランでも「ホームランを打ったら任天Switchを買ってもらう約束」をしている選手も知っています。そのホームランがでやすい球場でバントのサインがでるとそういったチャンスを奪っている事にもなってしまいます。

まとめ

僕はバント自体を否定しているわけでは決してありません。勝つ為に意表をついたセーフティバントも選手は自分自身でしたりもします。選手は塁に出たいからです。しかし、相手にバントをするとバレているのに相手選手のエラー頼みのバントをさせるのは本当にもったいないです。むしろ打たせたほうがいい。

1アウト三塁という状況を作るための送りバントは・・

少年野球だけでなくても1アウト三塁という状況は非常に点が入りやすいです。なのでノーアウト二塁から盗塁がしにくく、送りバントでランナーを進めるというのは高学年の試合では多くなってきます。作戦上の送りバントに関しては何も問題がないと思います。ノーアウトランナーなしのバントのサインだけは本当に誰も得をしないんじゃないかと思います。そこまで選手を信用していないんだったら打てるようにマンツーマンでバッティング練習をしてあげたり、全体的なバッティング練習の時間を増やすべきだと思います。ちなみに僕自身が現役の時は送りバントやセーフティバントはかなり得意な方でした。バントの美学も感じていますし、バントの名手である川相選手も大好きです。なのでバントの練習の時間も作ってほしいとは思います。バントの技術自体は絶対に必要ですので。最後まで読んでいただき、有難うございました!

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kenjin
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Comment

  1. アバター 小熊 より:

    同感です!少年野球こそ、勝負以上に野球の楽しさ、仲間の大切さ、相手がいるからこそ試合が出来る事を教えてほしいと常に思っています。
    私も少年野球で年少チームの監督をしてましたが、一切バントのサインは出しませんでした。言っていたのは、打てると思ったらとにかくフルスイングで振ってこい。空振りも三振もオッケー!ってな感じでしたので、年長のサイン大好きな監督とは反りが合わずやめたのですが。
    バントや敬遠って、少年野球のルールから外し本当に楽しんで欲しい。
    いろいろ書いてしまいましたが、野球人口が減っている今、改革をしていかないと野球本来がもつ魅力を伝える事も出来なくなりますよね。
    大人になっても、青空の下で白球を追いかける事の楽しさを1人でも多くの人と共有できればと思っています。

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